「超孤独死社会」はヤラセのザ・ノンフィクションな感じだったが、本書はしっかりと社会問題、解決策が提示されていた。孤独死の問題のフォーカスであるが「孤独が問題ではない。死んで誰にも見つからないのが問題である。」対処として見守ることが挙げられるが、根本としてはセルフ・ネグレクトを起こさないようにコミュニティを作る・見つけて孤独から脱することが大切としめくくられる。
「孤独ではない」
- 誤: 人との繋がり = 孤独ではない
- 正: 自分を語れる場 = 孤独ではない
語れる場を作ってあげることが孤独死対策ビジネスになるかな。
メモ
- 誰も他人に興味がない。それが孤独死を生んでいる
- 孤独死の定義 … 定義はされていないが、「看取る人もなく、一人きりで亡くなる」である
- 対策は生涯現役
- アニマルホーダー … ペットの多数飼い。世話ができないほどの多くの動物を飼育してしまう。孤独死の 80% を占めるセルフネグレクトの一種である
- ホーダー … ゴミは物を捨てられずに集める収集癖を持つ人
- 孤独死の問題のフォーカス
- 住み慣れた我が家で一人で亡くなることは問題ではない
- 社会から孤立してしまった結果何日もあるいは何ヶ月も遺体が発見されず放置されることが問題
- 内臓疾患で死亡すると異臭のレベルがきつくなる
- 大手特殊掃除会社グッドベア
- 自己放任 … 必要な食事をとらなかったり体調不良であるにも関わらず医療を拒んだりして自身の健康状態を悪化させる行為
- 高齢者のセルフネグレクトでは、自立度が高い人が多く、半数が介護保険未申請で、9 割は障害手帳も持っていない
- 第二次安倍内閣は 2014 年に主要な政策として、地方創生をあげた。これは別名ローカル・アベノミクスと言われるもの
- グリーフケア … 身近な人との死別を経験し、悲観にくれる人をそばで支援し、悲しみから立ち直れるようにすること
- 自身の体験を語らせることが大切
- 行政書士として終活をサポート
- 孤独死を防ぐため
- 外に出て人と会う機会を作る
- 人を家に招き入れる
- 決まった人と声を掛け合うなど出会いの仕方を工夫する
- 助け合いができるご近所づくりに努める
- 常に倒れた時の事も意識して行動する (ほうれんそう)
- また、助けられ上手になること
- ex) ドアにぶら下げた袋へ、朝にキューピー人形を入れて、夜にしまってほしいとお願いする
- 分譲マンションなら、事故物件扱いとなり近隣の資産価値にも関わってくるため、住人たちの想いが一つになった成功例もある
- 各社の製品例
- 象印のみまもりほっとライン
- パナソニックのみまもりメール
- Payeast の見守りサービス ミーマ
- オムロンの見守りカメラセンサー 家族目線
- なとなど、あと郵便局のあれはひどいのでないな
- ラムロックの みまもり CUBE
- アプリ 元気にし TEL?!
- 「重くない見守り」
- 入棺体験 … 流行っている。人生の終わりを考えるきっかけになる
- 民法では 6 親等以内の血族が親族という位置づけになる
- 読書会は本の内容から脱線した自分語り。だがそらが孤独ではなくす
- 猫町倶楽部のようなコミュニティを作る・見つけることが孤独から脱するきっかけになる
- 赤ちゃんは安心感がないと創造性が育まれない