ひねくれタレブの元祖本を図書館でゲットできました。失敗とは。成功とは。そんなことが書かれている。理性と感情の扱いを文章にしたら、これが一番だ。
うっかり調子にのらないための本
- タレブは数理系トレーダーだった (そうだったのか
- 怒り狂うバフェット信者
- いじわるな遺伝子の共著者、テリー・バーナムといちゃいちゃ
- あの本は本当におもしろかった
- 昔のインテリ思想家の現代にまで残るツケの罪は重い
- 理性はまぐれにだまされない。感情はまぐれに完全にだまされる
- エアロビクスのインストラクター並みの知性の奥行きと頭の鋭さ
- なんて素敵な例えなんだ…
- 貧しいことで嫌な思いをして、お金持ちになってからその分を取り返そうという類の連中
- ほとんどの人は、周りとの比較をしなければ満足 (自信) できない
- 失敗は表情より、歩き方や電話の持ち方にでる
- “あり得る人生の平均” ランダム性への抵抗力という観点
- グレアム・グリーン … イギリスの小説家
- ロシアンルーレットと歯医者の会計方法の違い
- 人は抽象的なことに対して保険を掛けたがらない。もっと生々しいリスクの方に注意する
- リスクに気づいて避けたりといった活動のほとんどをつかさどるのは、脳の「考える」部分ではなく、「感じる」部分である。リスクは感覚という理論
- センセーショナルな方へ向かいがちになるから、ニュースは見ない方が情報の点で有利である (理性による情報整理次第
- モンテカルロ・シミュレーション / モンテカルロ・エンジン
- これの機械学習はおもしろそうだ
- クウォンツ … 数学の道具そのものよりも使うことに興味がある
- 吹き飛ぶトレーダーの特徴
- 自分は世界がどんなふうになっているかとてもよく知っていると思い込んでいる
- 彼らがリスクをとれるのは、彼らが勇敢だからではなく、ぜんぜんわかっていないだけ
- 他人の経験を受け入れることができない
- そして彼らはシステマティックに吹き飛んでいく (笑
- みんなそれぞれ長期的な性質に戻っていく
- マスコミでありながら有能な人は、自分の提供する情報の価値を割り引いて考えなければならない。だが、そんな人はまずいない
- 歴史家はその逆ではあるが、近年では歴史家がマスコミ化している
- アイデアは古いものほど美しい
- パフォーマンスは短い期間で計測するは間違い
- 期間を短くするとリターンではなく、リスクを観察することになる。そう、ノイズが増えるからだ
- ランダム性に毎日振り回されるのは、間違いなく心理的な影響をうけ、それだけでも人生におけるリスクが増すだろう
- 振り回されるくらいなら、ノイズをカットしよう
- どれだけ財産があるかより、どのように財産を手に入れるかのほうが人の幸せにとって大事
- 数式言葉の翻訳
- 本物のトレーダー
- だらしなくて汚い格好をしている
- 絵画よりゴミ箱のほうが興味を持つような、知的好奇心に溢れた連中
- トレーダーの脳みそは、他の人がやっていないことをしようとするものだから
- 一番金持ちのトレーダーは最悪のトレーダーであることが多い。これをクロスセクション問題と呼んでいる
- ハイイールド債のトレード
- 利回り安い債券 (ex 10 %) を買い、その購入資金を、自分が働いている金融機関の借入金利 (ex 5.5 %) で調達する。金利の差 (ex 4.5 %) が収益になる。レバッジを使って何倍にも活用して、大きな収益を得る
- たまたまなのにその気になる (ex ジョンのような) 連中の特徴
- p.119 参照
- 評論家で科学者のスティーヴン・ジェイ・グルード (著者がしばらくお手本にしていた)
- ブル (上) って、ベア (下) って
- 考えることは、何が起こるかが大事ではない。実際にそれが起こったときにどれだけ儲けれるかを考えなければならない
- 「歪みに賭ける」
- ネロ + 歪みに賭けて、稀な事象が起きたら儲かるようにする
- 哲学者 デイヴィッド・ヒュームの著書「人性論」
- (黒い白鳥に書き直すと) 白い白鳥を何羽見ようと、すべての白鳥は白いと推論することはできない。一方、黒い白鳥を一羽でも見かければ、その推論を棄却するのに十分である
- 理論は正しいと証明することはできないが、黒い白鳥がいると命題を立てることは可能
- 理論の在り方はこの 2 つのみ
- 検証が行われ、適切な形で反証され、間違っていることが既にわかっている理論
- まだ反証が成功していないので、間違っているかどうかわからないが、間違っていることが証明される可能性がある理論
- 理論は一時的な容認にすぎない
- ストップロス (間違っているとわかったら取引を手仕舞う) は黒い白鳥に対する予防
- となりの億万長者を dis ろう!
- 私もこの本は読んだが、内容は普通に資産を作るにはどうするかというだけの話
- 勝ち馬だけにしかフォーカスしていない
- サンプルデータが「生き残り」しかない。分析対象に消えていった人がいない
- 古典的な経済モデルに反する (不確実性を取り込んでいない)
- トレーディングは実験による科学的研究
- 資産が増える or 儲かる/損をする
- ボラティリティ・ロング … 権利行使日に少し損をする可能性がとても高いけれど、ときどき市場が大きく動くために、長期的では儲かると期待できるポジション
- 一般的にプレミアムの売り手 (オプションの売り手) は安定的に儲ける
- 彼らが引き飛ぶ時は、彼らが吹き飛ばすのは他人の金である (クビも飛ぶかもしれんが
- 自身を賢く思うなかれ、偶然に弱い人間で感情的であると悟れ
- ダレブ、映画ほとんど見ない
- 敵意には敵意で応戦するように人間はできてしまっている、そのため脳の情緒的な部分が介入して合理的でない行動をとり無駄である (退屈しのぎにはなるか)
- そんな時は相手を人ではなく、異種 (ex 火星人) とみなせばうまくいく
- わかる。スルースキルは本当に大事
- だが、情緒的だからこそエネルギーも湧いてくる
- 馬鹿が書く書評は、著者についてしか語られない。能力がある人が書いた書評は本に関する情報がたくさん得られる
- 音を消したテレビでは、映るバブバブ言っている人間が馬鹿らしく見えてよい
- トレーディングデスクにチョコを置かない
- 頭と心がバラバラにならないように
- 「どう行動すべきか」を説教する連中が一番むかつく
- そんなことは誰でも知っているからだ。問題は「どう実行するか」だ
- ex) りんご食べろ、歯を毎日磨け、ジムへ通い続けろ。などと血の巡りが悪い連中とは接するべきではない
- 本当によかったことは、自分がタバコ中毒でないこと。リスクや確率を考えるとき、私たちがどれだけ合理的になれるか、同時に、自分が行動するとき、どこまで愚かになるのか、そういったことを知る一番いい方法は、タバコを吸う連中と話すことだ。彼らのほとんどは、自分たち肺がんにかかる確率を知らないからタバコを吸っているわけではない
- なるほど。タバコ中毒者の行動から学べることもあるのか
- 文系の科学者の人間が持つバイアスはひどい。頭が固すぎる
- 「震える心を抱きつつも、意気地なしのような哀願や不平を口にしてはいけない。ただ聴け」
- 理性主義
- 感情を抱くのは間違ってはいないし恥じるべきことでもな
- 間違っているのは、勇敢な道、少なくとも尊敬ある道を選ばないことだ
- 理性主義
- 尊厳や個人的な美意識に訴える
- 人生を悟った態度を示す
- 勝負の日にはいい服を着る (髭もよく剃る
- 背筋を伸ばし、胸を張って、殺し屋の集団にもいい印象を残す
- ガンだと診断されても犠牲者ぶらない
- 損をしたらアシスタントには礼儀正しい態度をとる
- 自分の身にふりかかったことを人のせいにしない
- もし、人のせいだったとしても自分を哀れむような態度を見せない
- 文句は言わない
- 彼 (ネロ) は、物理的な確率のリスクに関してはそうでなかった
- 会社社会 (空っぽスーツ) の成功を予測する唯一安定しているのは背が高いこと
- 目覚まし時計を使わない生活がランダム性といい付き合い方
- 時間の奴隷になってはならない。仕事は消防士的なほうはいい (選ぶのはあなただが
- 私はここ 2 年は目覚まし時計を使っていないが、心が穏やかかもしれない。「もしも」な黒い白鳥への対応はできているとは思う
- 自分の死ぬ日を正確に知りたいか。映画は長さを秘密にしておいたほうがよいか
- 法律の核になるジェネレータを公理の形で示すと「他人にしてほしくないと思うことを、他人にしてはいけない。残りの部分は単なる注釈にすぎない」
- 自分のジェネレータは「私たちは、目に見えるものや組み込まれたもの、個人的なもの、説明できるもの。そして手にとってさわれるものが好きだ。私たちのいいところ (美意識や倫理) も悪いところ (たまたまなのにその気になる) も、みんな、そこから湧いて出ているように思う」