U理論メモ – ピア・コーチングによる事例クリニック –

最高の仲間
チーム

ピア・コーチングはみんなで、仲間で、チームで行うコーチング方法。U理論でもピア・コーチングの例が登場したのでメモとして残します。コーチングといっても様は問題解決のための会話(話し合い)である。より良いアイデアが生まれる場には楽しい会話があり、楽しい会話にはリズムがあるものだ。

事例クリニックとピアコーチングは、チームがうまく機能し合うために枠組みが必要だ。以下にその例を挙げよう。
仮に時間が1つのセッションあたり70分、1チームあたりメンバーが4人いるとしよう。クリニックを実践するための特定の構成要素を挙げる。

1. 事例提案者とタイムキーパーを決める。

2. 10分 事例提案者が意図を簡潔に述べる。状況、問題、機会、プロジェクトなど、取り上げたいことを挙げる。

  • 現在の状況…直面している挑戦や問題の症状。
  • この状況下での自分の個人的な壁。
  • 意図…何を見たいのか、何を創り出したいのか。
  • 必要な支援…助言や支援が欲しいのはどこか。
  • コーチは、必要であれば問題を明確にするための質問をする。

3. 5分 コーチはすぐに助言をしたい衝動を抑える。かわりに短い沈黙の時を取り、各人が事例提供者の言葉を反芻する。

  • その事例からどんなイメージが浮かぶか。
  • どんな感覚や感情が起こるか。
  • それに関してどんな問いが出てきたか。

4. 40分 事例提供者の反応 + 全員の生成的な対話(ダイアログ)。

  • 理解を深めるためにコーチが問を投げる。
  • 会話をしながら考えうる解決法をブレーンストームする。

5. 10分 コーチの提案

  • 鍵となる問題点は何か(診断)。
  • 解決方法、行動の提案。

6. 3分 事例提供者からの結論のコメント

  • 今回提示された解決法からどんな新しい洞察や答えが得られたか。
  • 前に進むにあたって今回得られたアイデアをこれからどう利用し、あるいはどう組み合わせることができるか。
  • 自分の次のステップは何か。
  • 感謝の言葉。

7. 2分 学んだことを記録する(全員)。

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