- 安部公房
- 爪を咬む習慣に似ている
- 禁断症状がない
- 開高健「人生は煙とともに」
- タバコは暗闇では意味がない。煙に効用がある
- 内田樹「喫煙の起源について。」
- 喫煙は「共同体立ち上げの儀礼」であったことの名残りをとどめている遺習
- 液体または気体を共有するという友好儀礼を持たない社会集団は存在しない
- 「分割しえないものを分かち合う」儀礼
- 新さん第四話「定食屋」
- 飯は黙って食べるものだが、カップルの話つっかかるあたりがイライラの典型的な喫煙者
- 米原万里「喫煙者にとっても非喫煙者にとってもうれしいタバコ」
- 頭が良すぎて脳細胞の動きが速すぎて、タバコでブレーキ
- 別役実「喫煙」
- 嫌がらせになるが国法に反対ではない
- 喫うキッカケは劇的なものをでっち上げておく
- 池田晶子「たばこ規制に考える」
- 健康に生きるために健康に生きる。その健康な人生は何のためのものなのですか
- 「生きているから生きている」 そう言えるようになったとき人は本当に健康になるのではなかろうか
- 金井美恵子「タバコ・ロード、マイ・ウェイ」
- アメリカのタバコ産業の巨大化によって、南部のタバコ葉生産農家が貧困化していく様子が、「怒りの葡萄」や「わが谷は緑なき」とはまったく違った狂気めいた映画として撮られているジョン・フォードの「タバコ・ロード」は異様な魅力を持った映画
- 私はニコチン依存症だからただ吸うだけです
- ニコチンは眼の毛細血管を収縮させて視力の回復を遅らせる
- 医者に、失明かタバコかと脅されたようなもの。それでやめた
- 池田清彦「たばこ一箱 100 万円にしてみたら?」
- 私はタバコは吸わないけれど、人は自分の意思でタバコを吸って死ぬ権利があると思う
- 蔵元聰 (聡)「禁煙ファシズム」
- ナチズムがそうであったように、ファシズムは人の正常な判断を奪う。分煙すれば良いのに全て禁煙にする。車が排気ガスをばらまくのは許すが、人が道路で煙草を吸うのを禁じる。煙草の税金で助けてもらっているのに、 JR は電車の車両を全て禁煙にする。全て常軌を逸している
- 島田雅彦「禁煙の快楽」
- 禁煙には終わりがない。10 年我慢した人がそれを祝って一服したとたん、また喫煙の習慣が戻ってしまったという。そればかりか、10 年前よりもヘビースモーカーになってしまったらしい。ダイエットのあとのリバウンドと同じだ。不断の努力とは禁煙のためにある言葉だ
- 東海林さだお「非喫煙ビギナーの弁」
- ジャリリってなんだ
- 小田島雄志「禁煙免許皆伝」
- 禁煙、近煙、僅煙、欣煙 (よろこぶ)
- 中井久夫「煙草との別れ、酒との別れ (抄)」
- これほど寿命が伸びなかったら、煙草も酒も問題にならないことであろう
- もともと酒も煙草も対人関係を円滑にする小道具。それはゼロからプラス。ストレス解消としたはマイナスからゼロであり、あってはならない
- ニコチンは「少量興奮、多量麻痺」といわれる。少量とはシガレット一本のこと。二本は少々がっかり
- 暗闇の中で煙草を吸ってもさっぱり美味しくない
- フランスの批評家アルベール・ティボーデ「ギリシャ文化は煙草と小説だけは知らなかった」
- 斉藤茂吉「禁烟」
- それから、酒である。堅い決心の人でも、酒のうへで、禁をやぶつた人は幾人ゐるか知れない
- 「絶対に火のついた烟草は口にしない」という簡単唯一の方法のみで、禁烟を押しとほして来た
- 誘惑は二十年経っても三十年経っても、決して解消するわけ合のものではなく、或は一生涯的なもののやうである
- もう禁烟してから三ヶ月にもなるから、もう大丈夫だ。一本ぐらゐ喫つても、罷 (や) めるのに何でもない、などといふ人が居る。『あな恐ろし』である
- 赤瀬川原平「タバコと未練」
- タバコの「いこい」のコピーで、「今日も元気だ、タバコがうまい」力仕事にタバコはいいものだ
- デスクワークでは、タバコがネズミ算式で増えていく
- やめて気づいたのは、タバコは左翼のファッションになっている。反権力や反体制にフィットする
- 内田百聞「煙歴七十年」
- 私は幼稚園に上がる前から煙草を吸ってゐる。明治の法律で未成年禁煙令が出たのは何年であつたか、よく知らないが、私はまだ小学校に通つていた時で、すでに私は相当の煙歴を積んでゐた
- 禁煙を思い立つた記憶はない
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