国内の Android マーケットの事情が知りたくて、探したがなかったのでまとめてみた。間違っているとこや、一部穴埋め問題風になっているところを知っている方、指摘ください!
[穴埋め1] ~ [穴埋め8] とあります、、誰か教えて。 twitter で @bigchu [穴埋め1] は xxx だ!とか。助かる!
国内のAndroidマーケットは大きく3つある
日本国内における Android アプリが手に入る Android マーケットは大きく次の3つがある。尚、GMO のアンドロイドやろうぜ!は今回は含まず。いずれ大きなマーケットになるだろう。
- Android Market (運営: Google)
- 国内3キャリアのマーケット (正確には SoftBank を除く2キャリア)
- andronavi (運営: BIGLOBE)
これら3つのマーケットを1つ1つ丁寧に開発者視点とユーザ視点で調査してみた。
余談だが、アンドロイドであんあんしようぜ!ってエロアプリだけ集めるマーケットやりませんか?
その前に Google chockeout について
Android マーケットの決済やアプリ購入/売上の管理をする Google chockout について軽くふれておきます。Google chockout は Google のアカウントがあれば利用できます。Google サービスの決済はもちろん、提携している他オンラインショップでも利用できます。 (※ただしクレジットカード決済のみに対応)
次から本題です。
Android Market
Google 本家が運営しているおなじみのマーケットである。
2011年2月現在の時点では次のような市場になる。
- 登録アプリ: 150,000 個あります。ちなみに Apple の AppStore は [ 穴埋め2 ] 個。
- ダウンロード数は3,221,796,245 数にもなります。ちなみに Apple の AppStore は 100億ダウンロード達成しましたね。
- 参考: http://www.androlib.com/appstats.aspx ← @hanagumori 情報ありがとっ!
開発者視点 (アプリ登録から売上配分など)
Android Market に登録している開発者は ( Android デベロッパーアカウントの登録数) は 10,199 人になります。iOS のアプリ開発者は 43,185 人です。両方の開発者は 1,412 人。これらは 2010年2月時点のデータになりますので現在ではもっと増えていることでしょう。 参照: http://mashable.com/2010/07/02/ios-android-developer-stats/
有料アプリ売上金の配分
- 開発者 70% ( Google checkout 設定口座に入金されます)
- Google 30%
Android デベロッパーアカウント取得
- Google アカウントを取得 (つまり Google のアカウントです)
- プロフィール作成
- Google checkout に登録 (この時に銀行口座を設定)
- 登録料 $25 支払う (初回のみ)
- 契約書に同意
アプリ登録手順
- アプリをアップロード
- スクリーンショット画像をアップロード
- プロモーション画像アップロード
- 説明文を記述
- 必須項目入力 (言語、タイトル、配信地域、連絡先)
- アプリガイドラインに同意
- 公開
ユーザ視点 (決済方法など)
次にアプリをダウンロードするユーザ視点について。国内でも Android ユーザが 200万人と想定されます。2011年には500万人いくとも言われています。
ユーザはプリインストールされているマーケットアプリからアプリをダウンロードすることができます。
アプリのダウンロード手順
- Google アカウント作成 (Android 端末使っていれば取得済みですよね)
- マーケット利用規約に同意
- Google checkout にクレジットカード情報を設定 (有料アプリダウンロードに限る)
- 有料アプリ購入時、24時間 15分以内であればキャンセル可能 ←期間短く変わったよね? [ 教えて! ] ← @nakamura_local thx!
国内3キャリアのマーケット
docomo, KDDI, SoftBank の国内3キャリアからも12種のAndroid 端末が発売されています。Google の Android Market との大きな違いは キャリア決済ができるということです。キャリア決済は月額請求にアプリ購入費が含まれますので Google checkout にクレジットカード情報を設定する必要がありません。クレジットカードが不要なため中高生で決済できます。
国内キャリアのマーケットは 独自マーケットを展開する docomo と KDDI の実質2キャリアです。SoftBank はキャリア決済のみを実現しました。独自マーケット (docomo, KDDI) とSoftBank の違いは次のようになります。
独自マーケット | SoftBank | ||
docomo | KDDI | ||
決済方法 | コンテンツ内決済サービス (spモード) | au カンタン決済 (au one-ID) | ソフトバンクアカウント請求 |
マーケット | ドコモマーケット | au one Market | なし |
アプリ登録 | 要キャリア許可 | 要キャリア許可 | なし |
登録アプリ数 | 約 [ 穴埋め6 ] (少ない) | 約 200 個 (少ない) | Android Market 同等 |
ご覧の通り、マーケット展開において SoftBank 開発者にもユーザにもやさしい設計になっています。
開発者視点
独自マーケットにはキャリアの許可申請が必要になり登録に時間もかかります。なによりマーケット利用ユーザが少ないという点がネックです。それでも独自マーケットに登録されているアプリの大半が Android Market からダウンロードできるので開発者としては問題ないです。
ユーザ視点
問題はユーザ視点独自マーケットよりも Android Market の方が当然アプリ登録数が多いということ、利用するメリットがありません。ドコモマーケットも au one Market キラーアプリがないためおもしろくもないですね。それでもアプリ登録には審査がありますので Apple の App Store のようにアダルトアプリ等は除外されます。
独自マーケットについての補足
ドコモマーケット は独自マーケットといっても Google の Android Market から完全に独立しているわけではありません。アプリの登録の前提として Android Market に登録されている必要があります。なぜならばキャリアのマーケット経由で Android Market からダウンロードする形をとっているからです。au one Market からは直接ダウンロードをすることができます。また SoftBank がアプリの監視をしているという話もあります。
追記
ベクターに登録されている Android アプリを au One Market に提供しています。また2010年の12月には ドコモマーケットにも提供を開始しました。参照: http://plusd.itmedia.co.jp/mobile/articles/1012/10/news120.html / http://www.itmedia.co.jp/promobile/articles/1006/07/news071.html
andronavi
最後に BIGLOBE が運営する andronavi があります。andronavi は Google の Android Market から完全独立しているマーケットになります。有料アプリの登録には Android Market とは別のパッケージで制作してね!となっています。野良アプリ集めている某サイトとは違いちゃんとはしています。
概要・特徴
- 登録アプリ数は 1,211 個
- BIGLOBE 同時開発アプリがある
- 不正利用防止機能 (どこまでできる機能なの?)
- 英語 (2011年には中国語、フランス語など多言語展開予定)
開発者視点
有料アプリ売上金の配分
- 開発者 70% ( 設定口座に入金されます)
- BIGLOBE 30%
アプリ登録手順
- アプリ配信委託書類を送付
- 申請書とアプリファイルを送付
- 10~15営業日で配信開始
※個人開発者の場合は上記に加え BIGLOBE の無料会員登録 (要クレジットカード情報) が必要
ユーザ視点
- ダウンロードするには BIGLOBE アカウントが必要
- 決済はPayPal, BIGLOBE 課金による決済が使える
以上、2011年2月版の日本国内の Android マーケット調査でした。
追記: 情報提供者へのありがとう
[ 穴埋め1] [ 穴埋め3 ] @hanagumori ありがと!