書評: ひとつ拾えば、ひとつだけきれいになる 心を洗い、心を磨く生き方

共感できる言葉がいくつもあった。致知でも何度か読んだが、いいもんだな。心の余裕こそが大切である。毎年定期的に読み直して、自身と照らし合わせるべき書だな。

  • 凡事徹底 (ぼんじてってい) … 誰にでもできることを、誰にできできないほど徹底して続ける
  • はきものをそろえる。これはいつも気にしている
    • 「はきものをそろえると、心もそろう。心がそろうと、はきものもそろう。脱ぐときにそろえておくと、はくときに心がみだれない。だれかがみだしておいたら、だまってそろえておいてあげよう。そうすればきっと、世界中の人の心もそろうでしょう」
    • 長野にある円福寺の和尚、藤本幸邦老師の詩
  • 子供の前で、だらしない姿を見せないように心がけてきた
  • よい習慣は苦痛が伴うため、努力しなければ身につかない
    • よい習慣を身につけていない人は信用しない
    • よい習慣は行動に人格が表れる、物づくりに表れる
  • 人はいつも見ているものに心が似てくる
  • 人を喜ばす基本は時間と身体を使って、いま自分にできることをする
  • 作家で医師のハンス・カロッサ「ただひとりの人に正しいことをするより、幾千の人たちのことを心配することのほうが楽なのです」
    • 無責任な傍観者であってはならない
  • 見返りを求めるのは子供の特性のまま。いつまでも引きずっていては大人になれない。益なくとも意味はある
    • すぐに見返り、成果がなくても辛抱して待つ、そうしたことを積極的に取り組む人のことを大人とする
  • 「癒し」は自分自身で感じるもの。それを外に求める者は未熟で甘え (自己中心的な人)
    • 努力をせず障害を乗り越えもしない人が癒しを求めるのはおこがましい
  • 苦しみはひとりで
  • 小さな喜びを大きく感じ取れるようになれ
    • 大事だな、慣れちゃいだめよね
  • 唾面自乾 (だめんじかん) … たとえ顔に唾を吐きかけられても拭かずに、自然に乾くまで待て、という意
    • どんな窮地に陥っても、心を乱さずひたすら耐える姿勢
  • 攀念痴 (はんねんち) … 攀念は人を恨むこと。痴はそれが愚かであること
    • 攀念を抱きそうになったら「またつまらないことをやっているな」と声を出して自分自身に言い聞かせよう
    • これ難しんだよな..
    • 攀念痴を持たない。これぞ人生の極意
  • 与えられた枠を使いつくさない
    • 他者の時間を奪わないこと
  • お金の使い方で人物がわかる
    • 一番いい使い方は人材育成
    • 文豪のトルストイ「人が富を持ったことを自慢しても、すぐに褒めてはいけない。その富をどう使ったかを見極めるまでは褒めてはいけない」
  • 生き方を選択できること、これは人間だけの特権である。それを「自分勝手なこと」だけに使ってしまっては犬猫にも劣ることではなかろうか
  • 食うために仕事をするという発想は、犬猫と同じ。人間としてはあまりに幼稚で情けない考え方
  • 教育はまずコップを上に向けさせることが大切
  • やっている行為は小さくとも、実は大きな意味があることをする。それの実行には大きな勇気がいる
  • 低い生活レベルの習慣化
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