書評: 独断

“平屋のゲイツ”こと、CoCo壱番屋創業者の宗次徳二氏の本。プレジデント社の記事が目に入って、「できるところから、今すぐ始める」に共感したため手にとった。なお、タイトルで 1 ページあり、余白が多いため実質 80 ページほど。語録のようなものだからさっと読める。感謝寄付ルールがいいね。私も株の利益の一部は動物関連に寄付している。こういったルールを作るのはおもしろいよね。

ブレない、驕らない、謙虚、倹約、そして夫婦二人三脚。そんなイメージだ。

メモ

  • 遊びを介しての付き合いは欲求を満たす楽しさが先立って勉強になることは少ない。
    • 相手な優秀な人ならプラスになる話が聞けるのでよい
  • しっかり仕事するするには、家庭の安定は大事
  • 領収書はもらわない。断固として拒否する。そういう姿勢である
  • 300 円のエール弁当
  • コロナで飲食店が慌てて宅配や弁当のお持ち帰りを始めているが、本来は普段から “まさか” を考えておくの経営者の務め
  • 幼少期から「自分の人生は自分で切り開いていくしかない」と思っていた
  • 運命の妻と出会い、妻が始めた喫茶店「バッカス」の手伝いから、客商売の面白さに取り憑かれる
  • 不動産は先が見えないリスクがあるため、日銭を稼げる商売を始める
  • こつこつ積み上げ、都度判断し、成り行きにまかせるので、コンサルティングは不要
  • 命がけの覚悟があれば成功する
    • シンプル!!
  • 「念ずれば花開く」は無駄、「念じてて、努力を重ねれば花開く」。酔生夢死しちゃだめだぞ
    • 坂村真民だね
  • 「誰もができることを、誰もができないほど、続ける」
    • しびれるな。そのとおりだ、そして一日一日を無駄に過ごしてはならない
  • 3 時 55 分起床、さあ、ゴーゴー
  • 職位の高い人はラッシュアワーは避ける
  • 心のゆとりは、心のこもったお礼を書ける
  • 遅刻した社員は帰宅させることで、遅刻ゼロ会社になった
  • 妻の作るカレーだった
  • ココイチは他の飲食店のこだわり自己満カレーではなく、シンプルな家庭の味
  • 年商 100 奥円、経常利益 5 奥円になるまでは、従業員と同じ制服姿でいろ
  • 365 日朝から晩までココイチのことばかり考える
    • 心想事成よ!
  • 結果が出れば誰でも仕事が面白くなるはず、もっと没頭しよう
    • とても同意する。難しく考えずやってみればなんだっておもしろいものだ
  • 経営 = 継栄 (けいえい) … 継続して栄え続けるのが理想的であり、本当の経営である
  • ブルームシステム (BS) … 独自の名付けたシステムで、経験積み独立
  • 等級をつけ、評価は厳しく
  • 夫婦で頑張る姿が、町の食堂のようで良い。BS 独立は夫婦専業が条件にしている
  • バッカスでは、名古屋のモーニング文化を拒否!業界の常識にとらわれないでね
  • お客様の名前は覚えなくてよい。スタッフ人気で繁盛を狙わない。分け隔てのない満足するサービスを提供する
  • 景気がよくなると、飲食店の多くはより高いものを作って出そうとする
  • 客単価は 800 円前後、ずっとこれである。無理な値引きも値上げもしない
    • 何度かやむをえず値上げはしたが、それで売上減少したことはない
  • 豊かになる方法 (ex: おもてなし → 売上伸ばす → 給料アップ) を教えてあげる。ちゃんと給料アップしてあげる。これだけで外国人労働者のやる気がアップする
  • 店舗数を一気に増やすより、失敗点を出さないことを第一に考える
    • いきなりステーキがいい例だな
  • その地域の人の役に立つなら、24H 営業も良い
  • ダイエー創業者・中内功 (なかうちいさお) 「売上がすべてを癒す」
    • 増収増益で数字が上がり続けると経営上の問題は怒らない
  • 増収増益を目指す経営者は遊んでいる暇などない
  • 増収増益すれば細かいこた~いいんだよ!決算書が読めなくてもよい。”まさか” が起こっても増収増益の分の経費を使えば解決!
  • ココイチは「安いから来る」というところに価値を置いていない
  • 優れた社員 2 割いれば増収増益は可能。その 2 割に注力する
  • 利益など) 上がった地点をゼロとして、そこからさらに積み上げる意識
  • 執着したままでは前に進めない。後ろ髪を引かれたままでは前に進めない
  • 貧乏で苦労した人が、成功し反動で豪遊することは最も恥ずかしいことである。世の中にお返しすることが人としての義務
  • 今ただ 1 つの夢は、今の 10 倍の助け合い社会を実現すること
  • 感謝寄付ルール
    • ゆとり 1% … “いいこと” があれば、感謝を表す意味で、それにかけたお金の 1% を貯金箱に貯め、少しまとまったら寄付する
      • ex) 5,000 円のコンサートで感動した → 50 円寄付
    • ラッキー 20 の法則 … 棚ぼたがあれば、その 20% を寄付する
      • ex) 5,000 円の食事に招待してもらったら、1,000 円を寄付する
  • 宗次ホールにチャリティボックスが 50 ほど置いてある
  • 損得や打算なしで続けていれば、結果として「徳」が得られる
  • 自称 “筋金入りの三流経営者”
  • コロナだからこそ) 文化芸術を積極的に援助する経営者が出てきてほしい
  • コロナ禍は生きる方向転換を図るグッドタイミング
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