書評: あの日

マスコミはさることながら、研究所、早稲田大学、同業者らの攻撃がつらい。みんな保身に回るしかないのだろうか

  • リュウマチの友人
  • バカンティマウス … 背中に耳のやつ。ハーバード大学のチャールズ・バカンティ先生が作製
  • 受精卵は最初「全能性」と呼ばれる胎盤も胎児も発生に必要なすべての組織を形成できる能力を持っている
  • 「細胞の分化の記憶は解除される」 iPS 細胞
  • 学振 … 日本には学術振興会特別研究員制度というシステムがあり、 博士課程で行いたい研究計画書を全国から公募し、選ばれると若干の研究費と毎月日々の生活費として使用できる研究奨励金が支給されるため、アルバイトなどをしなくても研究に集中できる環境を得ることができる
  • 酔いつぶれてチャンスをゲット
  • ピザの強い集客力
  • Nature、CELL、Science が三大誌と呼ばれ、人生で一回掲載されるだけでも研究者としての将来がある程度約束されるほど権威ある雑誌である。PNAS は次ぐ雑誌
  • マウスと血の匂いがした
  • 若山先生「生殖分野には卵 (初期胚) 派と精子派がいるけど、僕は卵派なんだ」
  • しろっぱ (白衣)
  • 祖母からもらった割烹着
  • 祖母「心正しく、一日一日頑張りなさい」
  • p.91 若山先生は本当に培養できめいたのだろうか
  • 「STAP 細胞の作製の成功・存在の証明」は常に若山先生がいなければなし得ないものになっていた
  • 研究室の主宰者 (PI) がすべての実権を握るトップダウン形式
  • IPS 細胞のノーベル賞受賞の発表の後、壊れる若山先生
  • 自分では再現できない研究の発表を急がされていることへの不安は払拭できず
  • 若山先生「僕ばかり成功してごめんね。、フフフ」と言われ、違和感を覚えた
  • 若山先生の実験にはコントロール実験と呼ばれる対比のための実験が行われていなかった
  • 笹井先生の論文執筆能力
  • 笹井先生「この論文さえ終われば、若山さんへの奉公も終わり、自分のやりたかった研究を思いきりすることができる」
  • 論文発表には「エンバーゴ」と呼ばれる発表解禁日が掲載される雑誌社によって決定される。この解禁日より前に研究者が対外的に発表してしまうと契約違反として掲載が中止されることもある
  • 論文の撤回は失職
  • 「この業界で偉くなる人というのは、堂々としていることではなく細かな根回しを怠らない人たちなのだと感心しました」
  • テラトーマ … 奇形腫
  • ポスドク … 博士号を持っていながら任期性の研究職についている人たち「まだ偉くない駆け出しの研究者たち」
  • ES 細胞混入
  • まだ我慢が足りないんですか。誰に尋ねるわけでもなく、心にふっと浮かび、目に涙も残して、消えていった
カテゴリー:
Loading Facebook Comments ...

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください