書評: 独学大全

2 周目のためメモと書評。「同じ本を読む者は遠くにいる」。私は学び続けて変化することは人間だけの特権だと思っている。自分で自分の変化を感じられればそれでいい。本書は独学者たちのバトンである。本は厚いが無知くんの対話のような不要ページが多く、かっこいい言い回し (好きだが) で引き伸ばされている。後半の具体例は役に立ちそう。

メモ

    • ダイエットは独学だとほぼ確実に失敗する
      • このネットの時代だぜ、失敗したことはないな
    • やった奴、やり続けた奴、やらなかった奴
    • 二重過程説 … ようは、小脳的か前頭葉的か、直感的か合理的か
      • 後者 (システム2) は言語で考えられる
      • 独り言はいいぞ
    • 理性は知ることと学ぶことで強化できる
    • 外部足場 (Scaffold) による拡張性、活用性
  • 1-1
    • 牛のような天才はサボらない。馬のようなサボる天才はすぐさま凡人の中に埋もれる
    • 学びのきっかけとなったことを箇条書き
    • 志に立ち返って気力を回復する
  • 1-2
    • パラシュート学習法 … 山頂から始める
      • ゴールわかり、不足が明確になる
    • 遅延評価学習法 … 必要になるまで学習しない
      • これはよくやるな。新しい言語は触りで遊ぶが、効率的に必要にならないなら学ばない
  • 1-3
    • 紙の両端に現状 (Start) と目標 (Goal) を書いてルートでつなぐ
      • 複数のルートを考える
      • 失敗時は別ルートへ
      • 飽きたら別ルートでもいいよね
  • 1-4
    • 志はいくぶんかサボりの予防になる程度だが、立ち止まりふと原点に戻れば変化が生まれる
    • 「今日サボッた人間は明日もサボる。今日学べ、明日もその次も学ぶ。我々の一日はこうして未来へつながっている」
    • 抽象的な目標を数値にする。関連する書物に紐付けるとわかりやすくなる。こなす問の数でも時間でもおk
  • 1-5
    • オヴシアンスキーナー効果 … 未完成で中断すると続きをやりたくなってしまう
      • 統合失調症患者のケアの応用された
      • ほう、これ習慣でやってたな。ちゃんと名前あったのね。作業途中にして風呂に入れば風呂場であれこれ効率的な構造のアイデアが出てきておもしろい。スマホは持ち込みたくないのでメモるのが難儀だ
      • あれ、↑これインキュベーションって言うのか
  • 1-6
    • 時間の管理とは、その時間でできたであろう何かをあきらめること
    • 自分の行動記録表はめんどいな
      • 読み進めてたら、これやってたわ!正確な時間軸ではないがな。さすが俺様
      • これはセルフモニタリングの一種
    • 計画する人は多いが、実態を記録して客観視する人は少ない
  • 1-7
    • 上記でも出ているが、インキュベーションはブラック時間を学習時間に変えれる
    • 時間は有限であることを思うと私はいつも脳裏にあるのがこれだ
      • トム・デマルコ「一日を無駄にする方法はいくらでもある。しかし、一日を取り戻す方法は一つもない。」だろう
  • 1-9
    • 逆説プランニング … 否定の計画をたて、それを破ってテンションを上げる
      • 人間は天の邪鬼である
  • 1-12
    • 一年を可視化する
    • 一冊の本を可視化する
    • 航海日誌は現在の位置がわかる。日記ではなく航海日誌をつけよう
  • 1-13
    • 「同じ本を読む者は遠くにいる」独学は知識または先人と、自らを結びつけることである
  • 1-14
    • 思想家 林達夫
      • 思想のドラマトゥルギー
    • 私淑した師に問いかける。もし、師ならどう考えるのか、どう行動するのか
      • 親炙 (しんしゃ) … 私淑の対義語。その人に親しく接して、その人から感化を受けること
      • 究極は、師の人格モデルを形成して、師の「先」を見る
  • 1-15
    • 会読 (読書会) はサボり、飽き予防にはなる。真なる独学には不要だ
    • 一人会読はいいぞ!
      • インターネットの真髄はテキストだからね。いい時代だよ
  • 2-16
    • 困りごとや悩みを抱えていても、それを知りたいという好奇心に変換できる者は多くない
    • いまある知識は、誰かが悩み取り組んだ問題解決の成れの果て
    • 川喜田二郎 (かわきたじろう) … 1920-2009、KJ 法の人
      • なつかしいな、すっかり忘れていた。でも KJ 法は身についてる。ありがたい
  • 2-18
    • 手っ取り早く、自身のもやもやとして抽象的になものを、NDC (日本十進分類法) にカテゴライズしてしまえばよい
    • そして、様々な切り口 (ex: 歴史、哲学、総記など) から探せばよい
  • 2-19
    • 知るに値しない情報を持っている者がネットで稼ごうとするなら、一般人がよく検索するようなワードで作って釣る
    • 提喩 (ていゆ) … シネクドキ
  • 2-20
    • シネクドキ探索 … ex) ヘミングウェイ → ヘミングウェイは何の一種か → ヘミングウェイはアメリカの文学者である → アメリカの文学者は何の一種か → 英米文学者である → 英米文学者は何の一種か → 文学者である → 文学者は何の一種か → 人である
    • この例は下位概念から上位概念へ
    • 出たキーワードから書籍などを探す。上位概念を使うことで分類できる
  • 2-22
    • 調べ物は
      • まず現時点でわかることをはっきりとさせる
      • わからないことが浮かび上がる
    • 大学の教科書は信用もでき入門書として最高
    • 書籍とは、人が忘れるものを持ち続ける独学の盟友
  • 2-23
    • 辞典・事典の検索はコトバンク
      • その切り口で使ったことなかったな
    • ジャパンナレッジは図書館なら無料で使える
    • 図書館の参考図書コーナー
  • 2-24
    • 書誌を使いこなす
    • No. 3187: 世界のオンライン目録
  • 2-25
    • 教科書はいいぞ。小中高などで使うのは授業書 (教師が補完しなければならない未完成の書物) であり教科書ではない
    • 教科書 (Textbook) は完成されている、self contaned でありそれで完結だ
      • 入門書として、事典として、書誌として
      • 入門は講座もの
  • 2-26
    • 図書館の返却書は図書館ユーザのセレクションであり有効活用できる
    • レファレンスカウンターの活用
    • 「情報」は他の誰よりも先んじて知ることに価値があるが、「知識」は他の誰かもまた知る可能性のあるものであり、あなたも知ることができることを書物が約束してくれる
  • 2-27
    • No. 3513: 論文検索ツール
    • 雑誌記事はいいぞ
    • プレプリントサーバーで公表された論文は掲載まで時間がかからないため良い
  • 2-28
    • 目次マトリクス
      • http://webcatplus.nii.ac.jp/pro/
      • 複数の書物からぬきだし目次をひとまとめにすることで、厚生と内容を俯瞰できる
      • よくやる技法よね
  • 2-29
    • 引用 ver が引用マトリクス
      • これもよく使う技法よね
    • これらはどこまで機械敵にやるかだろうけど、それについては触れていない。各々違うからかな
  • 2-30
    • 要素マトリクス
      • 文献情報を年代順でソート
      • 目次や引用とは違い、抽出すべき要素は自分の目的と合致したものになる
  • 2-31
    • 詐欺は認知の脆弱性である。正常性バイアス的な
    • 個人では対抗できないことを、人は集団、社会、文明で対処してきた
    • 書物の目利き
    • タイム・スケール・マトリクスでデマ/フェイクの対策
      • TRIZ の思想の一つ
      • 最も強力な技術革新は現状の矛盾を発見し解消することで行われると考えられる
  • 3-34
    • 専門知より世間知を優先する人たち
    • 丸暗記の成功体験は人生で行き詰まる
    • 転読
      • これ図書館で借りる前にやるといいよね
      • 再読にも活かせる、ランダムアクセス性が高い
      • 電子書籍だと厚みが感じれずやりづらいよな
      • PC やスマホで転読するためには、スクロールに耐えれる 120Hz 必須でしょ!
    • 書物は変わらないが、あなた (読み手) は変わる。さぁ再読だ
  • 3-35
    • スキミング、全部読まなくて良い。当たり前じゃん
  • 3-36
    • イブン・スィーナー … 独学のやべえやつ。イスラム世界では神の証 (Hujjat al-Haq) と称された学者
      • 書物の肝要な箇所を問いの形にして、その問をどう著者が答えているかを探る読み方をした
      • これはおもしろいアプローチだ!!
    • 予読 (Preview) … 読む前にテーマは?主張は?根拠付けは?と問う
    • 日本だけで年間 8 万点ほど書物が発行される。世界では論文の数だけでも 200 万報を超える
    • 「不要なものを読まない」ことが最も高度な速読
  • 3-37
    • 限読 (Timed Reading) … あらかじめ費やす (読む) 時間を設定しておく
      • 読み残しがあってもその書物は開かない。少なくともその日はもう読まない
  • 3-38
    • 19 世紀イギリスでは、書物は家庭単位で借りて読むものであり、読書とは一家がそろって楽しむ家族的娯楽であった
      • 家族で朗読ってことか
    • 発声器官の限界 (300 字 / 分程度)
  • 3-40
    • 角筆であとつける
  • 3-41
    • テキストに線ひいても考えなきゃ無意味
    • 抜き書
      • ようはこれ
      • キーボードで打つ場合もあるし、音声入力の場合もあるな。気分である
  • 3-42
    • 要約は簡単な作業だが、要約することで理解していないことに気づく
  • 3-43
    • 繰り返しノートに写すことが数学の 1 つの学び方
  • 3-44
    • 言語化して思考とのギャップに気づき、再度言語化すること
  • 3-46
    • レーニンノート
      • 要約と引用をまとめてコメントを残す
  • 3-47
    • 何かを見下す者はその代償を知らぬうちに支払うことになる
    • 記憶法マッチング
      • 記憶することのメリット・デメリットを明治する
    • 記憶法リストおもしろい。別紙メモ参照
  • 3-48
    • 健忘症治療にも使える PQRST 法
      • どうしても記憶したものあれば実践すべし
  • 3-49
    • MindMap 的な方法
      • 発想でよく使うが記憶にもいいんだな
      • 脳は関連に強いってアレか
  • 3-50
    • ニーモニクス
      • イメージを主に記憶する術。つまり仮想空間の引き出しよ
  • 3-51
    • 時間配分と復習の Hack
    • 分割して覚えよう
    • これは、Daigo 氏ので読んだやつだな。復習は間隔をあけていく
  • 3-52
    • 池田久美子「わからないには種類がある」
      1. 用語の意味・事柄を知らない
      2. 叙述の裏・言外の意味がわからない
      3. 不整合・破綻が生じてわからない
      4. 叙述が自分のコードシステムに整合しない
      5. 問う価値のない擬似問題につまづく
      6. (わかりたくない)
    • シンクアラウド (Think Aloud) … 解く、考えるなどの思考を言葉にして録音して、聞き返す
      • これたまにやるな、Think Aloud という技法だったのか。個人的にはドヤァな声で録音するとノリノリでおもしろい
      • 最近記事であったな。一人で一人事のほうが DMN (Default Mode Network) が活性化されるんだっけな
  • 3-53
    • わからないルートマップ
      • わからないと知る技法、便利ね
  • 最後
    • チャリティーの原理
      • 理解できない場合、相手の書き方・話し方が悪いのではなく、自身の解釈を疑え
      • 論理的ではないものに対して必須だ
    • 行動記録で使える時間を視覚化
    • https://en.wikipedia.org/wiki/Wikipedia:Spoken_articles
      • 読み上げ音声ファイルがついている
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